🔥 NIKE🔥
↑↑↑↑↑↑↑↑
NIKE(ナイキ)といえば、誰もが知る有名スポーツブランド。
その始まりは、1963年に遡ります。
スタンフォード大学の学生だったフィリップ・ナイトとオレゴン大学の陸上コーチだったビル・バウワーマンがナイキの前身となるブルーリボンスポーツ社(BRS)を設立します。
1966年にカリフォルニアのサンタモニカにて第一号店を出店し、日本のオニツカタイガー(アシックス)の輸入販売を行っていました。
そこから、オニツカタイガーの技術者引き抜きなどを行い、自社ブランドスニーカーを「ナイキ」と名付け販売、ナイキブランドがスタートします。
1979年に発売されたエアマックスが大ブレイク。
一気にトップスポーツブランドの仲間入りを果たします。
ナイキのブランド名は、ギリシャ神話に登場する勝利の女神ニケ(nike)から。
ニケ(nike)を英語読みしてナイキと名付けられています。
ナイキといえば、誰もがあのロゴを知っているでしょう。
とても躍動的で、バランスも良く、不動のスタイルを築いていますよね。
ナイキのロゴマークは「スウッシュ」と呼ばれ、勝利の女神ニケの彫像の翼をモチーフとしています。
スウッシュ(Swoosh)とは、「ビューンと音をさせる」という意味の英語。
スウォッシュではありませんよ、「スウッシュ」です。
躍動的でスピード感溢れるブランドロゴは、当時ポートランド州立大学でグラフィックデザインを専攻していた女学生のキャロライン・デビッドソンがデザインしました。
スポーツシューズブランドらしいコンセプトと、ブランドの勝利の女神ニケの意味を上手く合致させて、非常にシンプルでかつ黄金比に基づいた美しいロゴマークに仕上がっています。
ナイキ創設者のひとり、フィリップ・ナイト氏が、彼女に対して、「1時間2ドルでデザインの仕事をしないか?」と声をかけ、この伝説的なロゴは生まれました。
既にグローバル企業として成長した12年後のナイキ、そんなナイキ幹部と創設者フィリップ・ナイトが、キャロライン・デビッドソンを食事に誘います。
食事の目的は、キャロライン・デビッドソンへの感謝の気持ちを伝えることでした。
ナイキからはさらにサプライズプレゼントまで用意されていました。
自分がデザインしたスウッシュが刻まれたダイヤのついた金の指輪
ナイキ社の株が贈られました。
1つ目は指輪、2つ目はナイキの株!
既に大企業に成長していたナイキの株ですから、その額は驚きのものであったと想像できます。
キャロライン・デビッドソンはこの時のことをこう話します。
「私のデザインの報酬には十分すぎるもの」
約5,000円で手に入れたブランドロゴが、世界企業へと成長させたと言っても過言ではないナイキのロゴの逸話です。